屋根リフォームのサイン・耐用年数の目安
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屋根リフォームのサイン
どんな屋根でもメンテナンスやリフォームが必要な時期があると思います。
一般的には、新築から10年が目安と言われています。
屋根は、紫外線、暴雨、霜、積雪、強風の時の砂や土埃にも耐えなければなりません。
そのため、屋根は建物の箇所で過酷な箇所の1つになります。
近年、多発している自然災害・地震にも、さらされています。
屋根には徐々にではありますが、ダメージが蓄積され続けているのです。
だからこそ、定期的にメンテナンスされることをお勧めします。
初期症状を放置すると雨漏りに繋がり、大事になることもあります。
| 屋根リフォームのサイン | 内容 |
|---|---|
| 粘土系瓦屋根の場合 | ①瓦の割れ・亀裂がある。 ②瓦がずれている。 ③漆喰の剥がれ・変色。 ④棟瓦の銅線の緩み・銅線の切れ。 ⑤棟瓦部分が歪んでいる・ずれている。 ⑥谷板金の錆・穴あきがある。 |
| スレート屋根の場合 （コロニアル） |
①スレート（コロニアル）の色褪せている。 ②板金の留め付け釘が浮いてきている。 ③板金の色褪せ・錆がある。 ④苔などが生えている。 ⑤割れ・亀裂・欠けがる。 |
| セメント瓦の場合 | ①瓦の割れ・亀裂がある。 ②瓦がずれている。 ③瓦の色褪せがある。 ④苔などが生えている。 ⑤漆喰の剥がれがある。 ⑥棟瓦部分が歪んでいる・ずれている。 |
| その他の工事 | ①雨樋が外れている。 ②雨樋に落ち葉などのゴミが詰まっている。 ③天井（軒天井）・押入れにシミがある。 ④害鳥・害獣が天井裏・瓦の隙間から侵入する。 |
屋根材の耐用年数の（目安）
山間部・沿岸部などお住まいの場所で条件が異なると思います。（参考までに。）
| セメント瓦 | 塗装・メンテナンスあり | 耐用年数３０～４０年 |
|---|---|---|
| 塗装・メンテナンスなし | 耐用年数２０～３０年 | |
| 粘土瓦 | メンテナンスあり | 耐用年数４０～５０年 |
| メンテナンスなし | 耐用年数３０～４０年 | |
| スレート系（コロニアル） | 塗装・メンテナンスあり | 耐用年数３０年 |
| 塗装・メンテナンスなし | 耐用年数２０年 | |
| 鬼瓦廻り・面戸漆喰 | 耐用年数１０年～１５年 |
令和4年1月１日から瓦屋根の緊結方法が強化されました。
瓦の性能
- 耐火性能
- 1000℃以上の高温で焼成される瓦は、建築基準法で指定されている安全な『不燃材』です。火事による屋根からの類焼を防ぎます。
断熱性能
真夏の高温、真冬の寒気にさらされる屋根材には、屋内と屋外をさえぎる断熱性能が必要です。
瓦屋根には瓦どうしの葺き合わせ部分に自然な通気性があり、屋根裏の適度な換気を保ちます。また、屋根下地に断熱シート・換気棟等を施工することで、年間を通じて快適な居住環境の確保に役立ちます。
耐水性能
屋根材の基本性能といえばまず「耐水性能」です。日本の平均的な年間降水量は1,500～2,000mm。この多量の雨に対し、瓦屋根は優れた耐水性を発揮します。瓦は炭素膜・陶器質ですから、ほとんど吸水しません。しかも、雨の走りが良く、デザインも雨を素早く流し落とす形状となっています。屋根下地を含め、屋根全体としての耐水設計・耐水工法も確立されています。
耐寒性能
真冬、屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれにともなう雨漏り対策が大切なポイントです。瓦屋根は耐寒性能でも優れた総合品質を確保しており、寒冷地でも広く採用されています。
耐震性能
災害にも強い瓦の施工方法「ガイドライン工法」（令和4年1月にさらに強化されました。）に基づいた施工をしています。現在、瓦はほとんどが引掛桟瓦葺工法です。瓦自体の軽量化・総重量の軽減を図るとともに緊結材で桟木に固定されるため、地震による落下被害が大きく低減します。また安全性向上のため、瓦自体に防災機能を備えた防災瓦の開発もされています。
- 耐久性能
- 屋根は一年中、風雨や寒暖の差にさらされるなど、過酷な環境の箇所になります。
- 高温焼成される硬い陶器質の瓦は、耐久性においても万全の信頼性能でお応えします。
防音性能
クルマの騒音や道路工事のうるさい音・屋根を激しくたたく雨音など身の回りには騒音があふれていますが、意外と気付かないのが、屋根を激しくたたく雨音。粘土瓦は金属屋根やスレート屋根に比べ、殆ど音を発生させません。外部の騒音をシャットアウトして、快適で静かな暮らしを約束します。